【エレファントカシマシ】
本日最初に見るのは、エレカシ。
いきなりの「ズレてる方がいい」で心つかまれた。
「悲しみの果て」「今宵の月のように」なども入った、惜しみなきセトリって感じだった。
12曲か13曲くらいやってくれたんじゃないかな。熱いよ! 魂!
実はこのとき、食べ物で汚した洋服を洗いながら聴いてたんだけど、
エレカシかっこよくて、陽射しすごくて、夏だなあ、フェスだなあ、とぞくぞくするほど嬉しくなった。
夏嫌いなくせに。
【氣志團】
一曲目に「One Night Carnival」! 盛り上がらないわけないじゃんね!
レキシ以上に、DVDにできないライブだった笑。
正確な言葉は曖昧だけど、MCで綾小路さんが、
みんなも知ってのとおり、氣志團はボーカルが弱い! だから秋に新しいボーカルを入れることにしました! 綾小路がボーカルの氣志團をお見せするのは今日が最後になります!
と発言し、ほんとか嘘かわからずざわつく観客の前で、
「新しいボーカルは、ASKAです!」と発言。
さらには、これでボーカルが格段に強くなる、などと言っていて笑った。
そしてフェスといえばこの曲をやらなくては、という前置きのあとで始まったのは、
「Choo Choo Train」。人の曲じゃねえか!
クルクルダンスも観られて嬉しかったけど。
さらに、ライジングサンだからこの曲だ! と、続けて「Rising Sun」。まさかのEXILE続き。
しかもその曲の途中、メンバーが客席にまぎれ、その映像でライブが終わるという展開に。
まさかこれで終わりじゃないと思った観客たちがアンコール始めるも、ほんとにそれで終わりだった。
ブーイングに近い戸惑いの声が各所に響いてたけど、正直おもしろいじゃんって思った。
普段と違うお祭りだし!
【サンフジンズ】
サンフジンズやるなら、くるりもやってくださいよ! という思いも抱えつつ、ステージ楽しんだ。
15:50からという夕方のステージだったんだけど、ほんとは夜のステージがよかったらしく、
夜勤がいい、と話してたのが印象的。
サンフジンズのテーマいいなあ。
新曲の「駐禁キング」を披露してくれた。
もうあらゆることが歌になるんだね!
普通のラブソングみたいなのを聴きたい気持ちもそりゃああるけど、
サンフジンズでしかできないかっこよさもおもしろさもあって、ただひたすらに耳を傾けていた。
スカパラを待つあいだ、友人が撮ってくれた写真が、
背景の風船と重なり、完全にテレパシー出している人になった。
すごくいい写真だなあ。著者近影に使いたい。
【東京スカパラダイスオーケストラ】
スカパラ見るといつも、
NOスカパラ、NOフェス! ってくらいの気持ちになるなあ。
もはや容赦ないほどの盛り上がり。ルパン2回やってくれたし!
ゲストも登場。モンゴル800とGotch。
Gotch! と呼びこまれ、知らない人だなあと思って聴いてたら、
アジカンの後藤さんだったのにびっくりして、ねえアジカンじゃん! と友人に言ったら、
むしろGotch=後藤さん、を知らなかったことに驚かれた。
「昔ゆってぃが組んでたお笑いコンビのマンブルゴッチかと思った」と発言し、
そっちのほうが知らねえよ! と2人の友人からそれぞれ突っ込まれた。
常識ってなんだろう、夏……。
にしても、踊り疲れた。幸福な疲れ。
食事を終えて、夜のステージに。
【UA】
楽器みたいな声だなあとしみじみ思う。にしても夜が似合う。
北海道の夜に、ノースリーブで登場! まずそこに驚いてしまった。
定かじゃないけど、気温10度台だったはず
最近の曲がほとんどで、全然知らずにいたんだけど(ごめんなさい)、
民族音楽のような、子守唄のようなイメージ。
唯一知っていたのは、最後にやった「ミルクティー」。
なつかしかったけど、新しさもあった。
【山下達郎】
メインステージじゃないにもかかわらず、人多かった! もしや二日間で最多だったのでは?
歌い出しただけで、もはやすごさを感じたよ。圧倒的。
ライジングサンは4年ぶりで、深夜のライブ出演は34年ぶりとのこと!
後ろ髪ひかれつつの途中抜け。
残った友人によると、最後は「さよなら夏の日」だったらしい。聴きたかったー。
【山内総一郎(フジファブリック)】
弾き語り。
実は、次の曽我部さんを目当てで行ったら、時間が押していて、たまたま最初から最後まで観ることになったんだけど、よかった!
サンフジンズ「じょじょ」や、今ちょうど他のステージで山下達郎さんがやっているからと、シュガーベイブ「蜃気楼の街」などのカバーも。
「じょじょ」は数時間前にも本家版を聴いてたんだけど、違う曲のようで、どちらも好きだった。
あと、東京にいる他のメンバーが、今日ジンギスカンを食べたらしくて報告してきた、
という仲の良さがあらわれたエピソードMCもよかった。
【曽我部恵一】
弾き語り。
かなり押してしまったため、2曲しか聴けなかったんだけど、「青春狂騒曲」聴けたよ……!
繰り返しCDで聴いていた、サニーデイ・サービスの同曲とは、
やっぱり別物だったけど、流れた時間を感じられるような素敵な歌声だった。
移動途中で、「タイラクルー」なるエリアに寄り道。
キャンドルジュンさんによるキャンドルなどが展示されているとのことで、
さほど期待もしていなかったけど、めっちゃよかった……!
人少ない時間帯にいって、ぼーっとしてたいと思わせるような、空気の流れ方が異なる空間だった。
完全にあなどっていたよ。ごめんなさい。すごいよ!
【サカナクション】
途中から。
思ってたのとかなり違った! ボーカル少なめで、インスト多め。
照明もあいまって、クラブっぽい感じ。
ライブ初見だったんだけど、ライブはこういう方向性なのかな。新鮮でおもしろかった。
そしてついにラスト。
【フィッシュマンズ】
1.ナイトクルージング
2.weather report
3.walking in the rhythm
4.頼りない天使
5.感謝(驚)
6.いかれたbaby
7.SEASON
8.新しい人
9.チャンス
ラストステージにフィッシュマンズって、幸福だなあ。
ボーカルは、UA、原田郁子ちゃん、茂木さん。
ステージで演奏される全部の曲を知ってるし、どの曲もこんなにも好きだ、と思って、
途中で何度も泣きそうになった。
茂木さんが、RSRが始まった1999年に佐藤くんが死んでしまって、僕らはRSRには出られなかったんだけど、
15年経って、こうして大きなステージで何曲もやれていることが嬉しい、と話していた。
そしてわたしは、自分の声を好きな声と取り替えてあげると言われたら、
もしかすると郁子ちゃんの声を選ぶかもしれないと考えていた。そのくらい好きだ。
可愛らしいのに強くて、深くまで届いていく歌声。
寒さもあったし、疲れもかなり溜まっていたけど、
それでもこのステージがずっと続けばいいなあと思っていた。
途中でどんどん明けてゆく空までも、ステージに立つ人たちが起こした魔法みたいだった。
夜明けにもラストステージにも、本当にふさわしい、素晴らしいものを観たよ。
ありがとうございました。
朝日もばっちり見たよ! ライジングサン!
バスと地下鉄で札幌駅までたどり着き、JRで旭川まで。
おつかれさまでした。おはよう。また来年。