カバーイラスト＝佐々木こづえさん
装丁＝鈴木久美さん
地方都市に住む女子高生を書いた、青春小説の表題作（中篇）と、
物語のない世界に生きている中学生二人の短篇、「青と赤の物語」を収録。
表題作は、ほぼ初めて文芸誌（「文藝」）への掲載作ということもあったし、
地方都市での生活や、女子高生時代のコミュニティＦＭでのＤＪといった、
自分の過去に近い部分を下敷きにしているなど、
今までとは違った意識で書いたもの。
自分の中で大きな意味のある作品になったと思っています。

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