202203某日

お昼に打ち合わせ。焼肉コースをいただく。
なんという贅沢……!
どれもとてもおいしかったのだが、中でも、ミルフィーユになっているもの(正式名称わからず)が至福の味だった。
三重になっている肉を、店員さんがミディアムレアに焼いてくれて、さらにそれを巻いてくれて九重になったものを食べる。
口に入れた瞬間に、笑うほどおいしかった。
つけだれもだしのような色と風味で、初めて食べるものだった。
これを瓶詰めにして売り出してもらいたい、と心から願った。
つい肉にばかり気をとられていたが、仕事の話も魅力的なもので、声をかけてもらえたのが嬉しかった。
いいものを書けるように頑張りたい。

息子に、「しんじゃがは、じゃがいもがしんでなるんだよね?」と訊ねられる。
「違うよ。しん、は、新しいってこと。春の野菜だよ」と丁寧に答えるも、
「ちがう!!」と泣かれた。どうすればよかったのか。
そして死んでいると言えなくもないのか、とも思う。でも新じゃがの語源は確実に違う。