202203某日

久しぶりに美容室。カットとカラー(ブリーチ)。
息子に何色がいいか聞いたところ、「あか」と言っていたので、
(多分別の日に聞いたら、別の答えを言うんだろうとも思うけど)
全体的に落ち着いた赤にしてもらい、インナーカラーはそれより少し明るめのものに。
カット中、もう20年近く(!)お世話になっている担当美容師さんに、
「千恵さんって海外移住考えたりします? あ、ご家族いると考えないですかね」と訊かれる。
訊ねられて考えたけど、一人暮らしのときから、まったくそういう願望はない。
神戸に住みたいと思っていた時期はある。今も少し住みたい。
そのまま伝え、英語が話せないから、と理由をあげたが、本当にそれだけなのか、自分でもわからなくなる。
でも日本が好きなんだと思う。住みやすい国だなあ、とも思っている。
もしも今までに行った場所の中から、絶対に他の国を居住地として選ばなければいけないと言われたら、
ニューヨークとパリをあげるだろうと思ったけど、
なんだかバカみたいな答えだったので、それは言わずにいた。つまり都会好きっていうだけかも。
台北も悩んだけど(大好き。今までに五回くらい行ってる)、あの虫を数回目撃してしまったのが、どうしてもネックに。
おそらくニューヨークにもパリにもいるんだろうけど。
なんとなく、帰る電車の中でも、そのことをぼんやり考えていた。
あと、そういう質問がナチュラルに出てくる時代(や社会)についても少し思った。

息子に赤くなった髪を見せて、「どう?」と聞いたら、
「かっこよくてかわいい」と、全然こちらを見ずに興味のなさそうな声で答えてくれた。

画像はフリー画像。TOKYO。