2024年10月某日
いきなり寒くなるのはやめてほしい。起きると喉が痛くて、昨日楽しくしゃべりすぎたせいなのかとも思うけど、やはり風邪な気もする。
昨日とは別の友人3人とランチ。
あまり行ったことのない駅が最寄りのお店。かつての恋人がかつて暮らしていた駅だ、と気づいたけど、似た駅名と混同している気もする。
友人の一人に「ここ、加藤さんが好きな感じだと思います」と言ってもらったけど、本日のメニューを見た瞬間に、あ、好きな感じだ、と確かに確信した。
オリジナルのドリンクメニューも豊富で、1杯目
はさんざん悩んで甘酒を使ったノンアルコールカクテルを。
衝撃を受けるくらいどの料理もおいしくて、いちいち話を止めてしまう。
でも終始話も楽しかった。
みんな歳の近い子どもがいるので、育児の話題が中心。小学生の過ごし方なども聞けて(息子は来春小学生になる)、ありがたかった。
そして兄妹と姉妹を育てる友人たちがそれぞれ、子どもの性格は先天的なもの、同じように育ててもまるで違う、という話をしていたのに本当に励まされた。
自分が育てていることによって息子の性格が悪いふうに変化してしまう(悪くなる、ということではなく)のを、わたしはとても恐れているから。
人の人生の責任を負えない、といつも思っているので、先天的であるという話のほうが、ずっと助かる。
そして今度キッザニアに行く約束をした。
キッザニアは、タイムスケジュールをうまく組んだほうがいいとか周り方を考えたほうがいいとかいうゲーム的な部分や、親は見学可能だが実際に子どもに教えるのは別の大人という部分や、子どものいろんな制服姿を見られるという部分など、わたしの好みに合っている場所。このあいだはキッザニア福岡まで遠征してしまったくらいだ(キッザニアは、日本国内だと東京・甲子園・福岡、の3ヶ所。どれも行ったことになる)。
夕方、保育園から帰るときに、別のクラスの担任の先生(かつ息子をすごく可愛がってくれている先生)と階段で一緒になり、息子が「これ見て、新しいの」と着ている上着を自慢する。
「かっこいいね。なんでも似合うからなあ」と先生が言ってくれると、得意げな表情をしていた。
そのあと先生がわたしに「わたし(先生)からほめたときは、あんまりなんですけどね」と言うから「内心喜んでるんだと思います」と答える。
それから息子が「本当は、あんまり似合ってないってこと?」と「あんまり」という言葉だけを拾って訊ねてきたので、違うよ、と言い、できる範囲で説明をする。ただ、結構難しい説明でもあった。
息子の習い事へ。下手だがいつも楽しそうにやっていて、そういうところは本当に偉いなと思う。別にやろうとしてやっているわけじゃないのだろうけど、それも含めて。
習い事の先生にも「見て見て、かっこいいでしょう」と上着を嬉しそうに見せていた。
自慢する様子を見るたび、1000円以下だったのに……、とこっそりと胸が痛む。まさかこんなに喜ぶなんて思わなかった。